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蒼風庵は、昭和4年頃に建てられた築90年の金澤町家です。 当初は、輪島町長さんが金沢へ出張の折の別邸として住まわれていたそうです。3代に渡って大切に住み継がれてきたこの町家が、茶室のある一棟貸し切りの宿になりました。
蒼風庵を営む女将は、金沢育ち。幼いころ、犀川のほとりに佇む町家で暮らした記憶が鮮明に残っています。また、加賀百万石前田家以来の武家文化の伝統を守りつつ、進取の気風を失わなかった金沢の歴史や文化を肌感覚で理解しています。近年急激に変化する市内の様子を見ながら、金沢の風情ある町並みをつくる町家を守りたい。そして、金沢市民がたしなみ楽しんできた日常を皆様に紹介したいというおもいで、蒼風庵を開業いたしました。
子どもの頃から親しんでいるお習字は書歴40年。裏千家流の茶道や生け花は、幼いころ母と並んで稽古しておりました。宿の開業にあたり、茶道の稽古を再開しております。
ここ蒼風庵では、女将と一緒に書道を体験していただけます。
多忙な昨今 忘れかけていた景色や時間・・・
どうぞ 金澤町家の風情と文化を ここ蒼風庵で ゆっくり味わってくださいませ
女将 藤田 和代
墨と筆は日本の文化
扇子(せんす)や団扇(うちわ)に好きな文字を入れて金沢滞在の思い出に
墨をすり筆を持ち心をこめて書く
できた作品はお持ち帰りいただけます
きっと、世界でたったひとつの宝物になることでしょう