新築工事と違い電気の配線はどこを通すか、改築工事の難しいところ
電気を多く使うようになった現代の生活に合わせ、さらに、ゲストハウスに必要な消防関係の設備を取り付けようとすると、う~んたいへん
できるだけ見えないところに…と考えてもらった結果、唯一天井をやりかえた水回りの上から、倉庫として使う部屋の押入れの奥へと上げるルート
そして、トイレの壁の中を通して屋外へ出すルートで工事をしてもらえました
以前の家主さんが増築工事をされた際にできたわずかな壁の隙間を見つけた電気屋さん!スゴイ!!
その電気屋さんは、大工さんや設備屋さんの工事の合間を縫うようにして現場に出入りしては、壁や天井を眺めていました
曰く「工事してる時間より考えてる時間の方が長いかも・・・」
お客様に町家建築の美しさを楽しんでいただくために、できるだけシンプルにというこちらの思いを汲み取って下さって感謝です